大型拳銃マグナム44をひっ下げた殺し屋の姿を描く。脚本は播磨幸治と佐治乾の共同執筆、監督は村川透、撮影も同作の仙元誠三がそれぞれ担当。
監督:村上透
出演:松田優作、中島ゆたか、佐藤蛾次郎、阿藤快、竹田かほり、今井健二、絵沢萌子、長谷川弘、佐藤慶
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殺人遊戯 (1978)のストーリー
殺し屋、鳴海昌平(松田優作)がマグナム44をひっ下げて東京に帰って来た。五年前、頭山会会長を仕止めた時、目撃者の秘書、美沙子(中島ゆたか)を殺すに忍びず、ほとぼりがさめるまで外国に逃亡していた。鳴海が銀座で舎弟の文太(阿藤快)とホステスのツケの取り立てをやっていると、五年前の目撃者、美沙子に会った。彼女は今では一流クラブのママで、暴力団、勝田組組長(今井健二)の愛人でもあった。バックに関西の大組織を控えた愚連隊花井組と抗争中の勝田は鳴海に花井(草薙幸二郎)を二千万円で消すように依頼した。依頼を受けた鳴海、今度は花井に二千万円以上だせば勝田を殺ると持ちかけるのであった。そんな時、花井の組員が勝田組の二宮を殺し、恋人の照子を強姦した。怒った鳴海のマグナムが火を吹き、花井は即死した。その時、勝田殺しを花井と契約した鳴海は、尾行者から勝田の居所を聞きだした。しかし、勝田の隠れ家の晴海埠頭の倉庫には縛りあげられて苦しむ文太の姿があった。人質作戦に鳴海はマグナムを捨て、多勢の組員に袋叩きにされた。夜になって、なんとか脱出した傷だらけの二人は、美沙子のマンションに逃げた。美沙子の手当てで傷の癒えた鳴海は勝田を殺すべく、組の事務所に向かった。組員との凄絶な撃ち合い、そしてマグナムを浴びて、吹き飛ぶ勝田。心やさしい手紙と札束を文太に残して、殺し屋が一匹、羽田空港を飛び立っていった。
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